サーフィンとの出会い
今から約4年前、私はちょくちょく湘南方面へ行く機会がありました。
当時結構ハードな営業の仕事をしていて毎晩最終の満員電車で都内から帰ってくるような生活をしていたので、週に1度海を見るとすごく癒されていました。
なぜちょくちょく海へ出かけていたかと言うと、当時同じ営業会社に勤めていた彼(今の主人)がサーフィンをしていて、「週一回は塩水に浸からないと、体がおかしくなる。」なんて言う人だったからなのです。
彼は中学からサーフィンをしていて、サーフィンを本格的にやりたいがためにサーフィン部のある千葉の高校に進んだといいます。当時はアマチュアでしたがスポンサーも付いていたそうで、その後も20代半ば頃までは、大会に出たり海外トリップへ行ったりしてサーフィン中心の生活だったそうです。
ただプロまでの道は険しく色々と苦労も多かったらしいです。実は私もその会社に入る前は、スノーボード中心の生活をしていたのですが、20代半ば、前途いろいろ考えちゃうもんですね。
ということで、初めて湘南の空気にふれ感激し、彼のお供で海を訪れるようになりました。海に入ると大体2時間は上がってこないので、その間何をしているかといえば、温かいときは折りたたみチェアーをもって浜辺で彼を観察していたり、読書をしたりですね。あとお昼寝・・・。正直とっても暇でした。
温かければ別にいいのですが、浜辺は風の強い日もありますし、雨だと車の中で待機です。実に退屈です。もともと私はかなりアクティブな性格ですので、なかなかじっとしていられなくなってきました。ただ周りを眺めると、結構海に入っている彼をずーっと眼で追って浜辺で待っている彼女さん達は多かったです。
「健気でかわいい」と横目で見ながら私といったらなんか手持無沙汰でしょうがない。一緒に海に付いていくようになってから1ヵ月ほどで、私は海から上がってきた彼に、「何があれば私もサーフィンできる?」と聞いていました。
サーフィンデビュー
タイミングよく、彼は少し浮力のある大きめの板を持っていたので、翌週から早速一緒に海に入ることになりました。ウェットはなかったので、彼のラッシュガードと海パンを借りました。真夏だったので、なんとかそれだけで“サーフィンデビュー”することが出来ました。
「すぐに立てるようになるよね。」と、私は結構安易に考えていました。それはなぜかというと、サーフィンもスノーボードも同じく横乗りのスポーツなので、感覚的にそんなに差はないだろうと想像していたからです。ただ海に入ってから間もなく、その想像は大きな誤算だったということに気付かされました。
とにかく波にめちゃくちゃにされまくる。板の上に立つどころか、板に腰掛けるようにするだけの波待ちの姿勢すら出来ずにひっくり返るありさまでした。まさにドリフです。
彼はそんな私に自分のペースを完全に乱されてましたが、一緒に海に付いてきてくれる私をおもしろがり、喜んでいろいろとアドバイスしてくれました。私も週1回しか海に来られないサンデーサーファーでしたので、毎回必死にもがき練習しました。
でもはじめ全然ダメで、自分には向いていないのかと思えだし、海に入ることがストレスになってきました。彼が教えてくれることは理解できるけど、彼のようには出来ないという、このスキルの違いすぎも、だんだんお互いのストレスになっているようで毎回へこんでました。
しかし私は諦めませんでした。冷静に私はいろんな事を分析していました。
「湘南は海も来るまでの道のりもすっごく渋滞しているのに、なぜこんな人数の人たちがサーフィンをしにわざわざここまで来るのか?」
きっと波に乗れるようならなければ分からない世界が待っているはず!やめられなくなるほど楽しいからみんなサーフィンしているのだ!というように、少し変わった角度から自分を勇気づけていました。絶対その“向こうの感覚”を知るまではやめられないと!!
